さとう特許商標事務所

タイトル
自動運転の特許出願

本文
ニューラルネットワークと機械学習と同じように、自動運転関連についても見てみます。
機械学習関連のFIは、G08G 1/16のようです。

G08G 1/16は、次のように分類されています。

G08G1/16 ・衝突防止システム

G08G1/16@A 衝突防止装置,監視警戒装置〔近接触接検知,追い抜きの合図,車高車幅の検知など〕

G08G1/16@C ・車載装置のみでおこなうもの

G08G1/16@D ・視界不良,危険区域〔カーブ,交差点,踏切,霧など〕

G08G1/16@E ・前方車間距離の制御〔適正距離,発車許可など〕

G08G1/16@F ・居眠り運転への対応〔飲酒,薬剤など〕

特に、G08G1/16@Cあたりでしょうか。ネットワークにつながるとG08G1/16とG08G1/16@Aとが関係しそうです。

今日の時点では、
G08G1/16の「・衝突防止システム」が、116件、
G08G1/16@Aの「衝突防止装置,監視警戒装置」が、3,268件、
G08G1/16@Cの「・車載装置のみでおこなうもの」が、16,578件
です。

ちなみに、今日の時点で、全ての出願のうち、発明の名称に、「自動運転」が含まれているものは、2,542件です。(この場合、自動車や車両とは限りませんが。)

ニューラルネットワークと機械学習と同じように2012年以降に出願されたものに限定してみましょう。

すると、
今日の時点では、
G08G1/16の「・衝突防止システム」が、34件、
G08G1/16@Aの「衝突防止装置,監視警戒装置」が、1,885件、
G08G1/16@Cの「・車載装置のみでおこなうもの」が、8,089件
となります。

2012年以降に出願された件数の比率が高いですね。

2012年以降に出願された8,089件の「・車載装置のみでおこなうもの」うち、被引用数(他の出願の審査で引用された回数)が多いのが、三菱電機から出願された「車載情報表示制御装置」です。被引用数は、ダントツで多いのですが、審査請求されずに、取り下げ擬制になったようです。

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作成日時
2021年4月23日17:16

更新日時
2021年4月23日17:16