さとう特許商標事務所

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機械学習の特許出願

本文
ニューラルネットワークの特許出願と同じように、J-PlatPatの特許・実用新案分類照会を見てみると、機械学習関連のFIは、G06N 20/20です。G06N 20/20は、

G06N20/00 機械学習

G06N20/00,130 ・教師あり学習

G06N20/00,160 ・教師なし学習

G06N20/10 ・カーネル法を用いるもの,例.サポートベクターマシン[SVM]

G06N20/20 ・アンサンブル学習

のように分類されています。

今日時点での機械学習関連の特許の公報の件数は、
G06N20/00の「機械学習」が4,604件、
G06N20/00,130の「・教師あり学習」が1,671件、
G06N20/00,160の「・教師なし学習」が963件、
G06N20/10の「・カーネル法を用いるもの」が204件、
G06N20/20の「・アンサンブル学習」が127件
です。

「機械学習」や「・教師あり学習」は、日に日に増えています。

比較のために、ニューラルネットワークと同じように2012年以降に出願されたものに絞ってみると、件数は、
G06N20/00の「機械学習」が1,472件、
G06N20/00,130の「・教師あり学習」が1,407件、
G06N20/00,160の「・教師なし学習」が299件、
G06N20/10の「・カーネル法を用いるもの」が105件、
G06N20/20の「・アンサンブル学習」が75件
です。

G06N20/00,130は、2012年以降が随分多いですね。

2012年以降に出願された1,407件の「・教師あり学習」を被引用数の多い出願順に見ると、ファナックの出願が複数入っています。「故障条件を学習する機械学習方法及び機械学習装置、並びに該機械学習装置を備えた故障予知装置及び故障予知システム」とか、「電動機に対する動作指令を学習する機械学習方法および機械学習装置並びに該機械学習装置を備えた工作機械」とか。

どうも2015年前後の出願に被引用数の多いものが並んでいるようです。

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作成日時
2021年4月23日16:41

更新日時
2021年4月23日16:41